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建具について

建具の歴史は古い

建具の歴史は古く、庶民への暮らしにとけ込んで来たのは平安時と言われています。
当時の人々は生活の必要に応じて、開口部を‘区画’あるいは‘開放’して、思い思いに変化に富んだ空間のドラマを楽しんでいたそうです。
今や私たちの生活にとけ込んでいる建具(ドアや引戸)をだれが製造し販売しているか知っている人は、ほんの一握りしかいません。でも、実は建具のほとんどはオーダーで製造されています。

「建具」って、なーに?

建具とは・・・

建具とは住宅の開口部に取り付けられる「仕切り」の総称です。
家屋の「壁」に取り付けて、外界と室内を仕切り風雨を遮る、室内を部分的に仕切り個室を作る、さらに個室の一部分を仕切り収納スペースを確保する・・。
具体的にいえば、玄関のドアや格子戸、和室の障子やふすま、窓やサッシ、 クローゼットの折れ戸やキッチン収納の小扉etc.・・・ 
建具が一つもない「住まい」なんて絶対にあり得ないし、建具に触れない日だって考えられません。
普段はほとんど意識せずに接している「建具」ですが、日常生活や「住まい」には無くてはならない重要なパーツです。 

建具の分類

建具の分類は非常に複雑です。 複雑というかいろいろな分類方法があります。
たとえば・・・ 

1.材質による分類 2.構造による分類 3.機能(動き)による分類 4.和風と洋風

などなど、他にもまだありますがこの辺で・・・

建具には金属や時にはプラスチックなどの新素材が使われることがありますが、人気が 高く、機能的に優れ、日本の気候風土に最も適しているのは、木製の建具です。木製建具が高い評価をえているのは、木は伐採され、製材され、加工されて建具になっ ても「生きている」ことが、最大の理由です。木は、ジメジメした梅雨の時期には水分を 蓄え、夏になると水分を放出して室内の湿度を調整して、住む人の健康と住宅を守っています。こうした四季おりおりの湿度の変化に合わせた「湿度調整機能」が備わっているのは、木が「生きている」からです。人々の暮らしと季節の変化を微妙に調整する木は、大自然からの贈り物であり、限りなく人にやさしい素材なのです 。

建具の“動き”による分類
開き戸 前後に開閉するクローゼットドアなど
引き戸 左右に開閉する障子や襖など
折れ戸 建具が折れて開閉するクローゼットドアなど
建具の“素材”による分類
ムク建材 ムクの木材を使用
フラッシュ建材 骨組みの上に合板を張って製作
マンションの玄関などに多い
金属 アルミ 雨や風のあたる外回りに多い
ステンレスなど 店舗などで使用されることがあります

建具の分類

構造による分類

木製の建具 はその構造(製作方法)から 「ムク建具」と「フラッシュ建具」に大別することができます。

ムク建具

材木を加工して縦や横の様々な部材を作り、それらの部材を釘などを一切使用しないで組み立てた建具で、框戸(かまち戸)とも呼ばれます。  基本となる加工には「穴ホゾ」と「組手(くで)」の2種類がありますが、その奥義は非常に深く、まさに「技能の世界」というべき多種多様な加工技術が存在します。基本構造は至ってシンプルですが、部材の寸法や形状などによって、頑丈なものから繊細なものまで無限大の可能性を秘めた建具です。

フラッシュ建具

角棒のような木材を使用した骨組みに、合板(ベニヤ板)を貼った構造の建具。
貼りものというと安っぽいイメージを抱く方もいらっしゃるかと思いますが、今日のフラッシュ建具は技術、デザイン共に大変な発達を遂げ、一般的な住宅をはじめすべての建具の中で最も使用頻度が高いものになっています。実際、どう見てもムク建具にしか見えないものや、ムク建具では絶対にできない独創的なデザインのドアなど非常に自由度の高い建具です。

ムク建具の基本デザイン

ここに木製ムク建具の基本デザインを示します。 これらはほんの一例に過ぎません。 デザインのパターンは無限にあります。

1枚パネルドア 格子戸(竪格子戸) 障子(紙貼り障子)

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